剪定の冬

 そろそろ冬が終わります。
 畑の暇な冬の時期、係長補佐は果樹の剪定をしていました。
 昨年、DOHO STYLEの道法さんに習った剪定を実践。写真はビワの木。
 教わった通り幹に沿って剪定できた所は、枝の先端で作られた植物ホルモンが上から流れてきて切り口の周りが盛り上がり、きちんと修復されてきてます。

 間違った切り方のところは修復されません。
 通常は切り口に薬を塗って修復するのですが、植物の生理に沿った手入れをすれば、薬なんて必要ないんですね。きっと人間も同じなんでしょうね。

  こちらも失敗。高さを抑えようと切ったこの柚子は、切り口の下から新しい芽がニュイニュイ伸びてきてるのですが、太い枝と切り口の間に段差が出来てしまい、切り口がふさがっていません。

 失敗しながら剪定の練習をしていたのですが、その内「係長補佐の剪定は、まるっきりなっていない」から始まり「奴に触れられると枯れる」「触るな汚らわしい」「嫌らしい目で見られた」「変態だ」「サイコパスだ」「永遠に呪われろ」などと植物たちの間に根も葉もない噂が広がってしまいました。根も葉もある植物だというのに…。
 植物たちは根っこを通じて地中のネットワークでコミュニケションをとっていると言う説がありますが、人間界と同じでデマが広がるんでしょうか。
 

おかげで係長補佐は、全人類の罪を背負うはめになってしまい、柚子の木に串刺しにされ、仮想現実の世界を漂っていました。
 あちらの世界も悪くなかったのですが、植物たちからの誤解も解け、そろそろ確定申告も畑の準備もしなければいけないので、この過酷な現実世界に戻ってきました。でも、本当は今も係長補佐は仮想現実の中にいて、この文章も仮想現実の中で書いているのかもしれませんね。これを読んでいるあなたも・・・。