大人になれない食用ホオズキ

 10月も序盤~中盤は雨ばかり。終盤になり、ようやく爽やかな秋晴れの日が続くようになりました。暑くも寒くもなく、蚊もいない。
酷暑に長雨に虫の大発生にと、試練が次々襲ってくるので、気持ちのよい日は本当に貴重ですね。

そんな中、3年前から挑戦している食用ホオズキの様子です。係長補佐は難解な写真を撮るのが得意なので、分かり辛いですが、葉に隠れて実も花もついています。

 食用ホオズキは適当に育てた小さい苗から旺盛に育って実もたくさんつけてくれ、一見丈夫で育てやすい子のようです。しかし結実まではするものの、そこからがなかなか気難しい子でした。1年目は結実のピークが9月中旬以降。しかし、そこから熟すまでに一か月以上かかり、11月に入って寒くなると枯れてしまったので、収穫できた実は全部で20個もありませんでした。2年目はその反省を踏まえ、早くに種をまき、早くに植えつけました。ねらい通り真夏にたくさん実をつけてくれて喜んだのも束の間。夏についた実は全て皮だけで、中身が入っていません。どうやらこの実は暑さにも寒さにも弱いようです。9月に入り、気温が下がってくるとようやく中身の入った実がなり始めたのですが、夏に空の実をたくさんつけて疲れてしまったのか、この時期になった実はほんの少しです。10月になると勢いを取り戻して実をたくさんつけ始めましたが、時すでに遅し。収穫できた実は昨年より更に少ない数個でした。
 そして、3年目の今年。
 1年目と2年目の間を狙って5月下旬~6月上旬に植えつけ。しかし、7月と9月の長雨のためか生育が思わしくなく、ようやくたくさん実をつけ出したのが9月下旬。これまでのところ、収穫できた実は僅か1個!たくさんなってる緑の実は、おそらく熟さないまま枯れてしまうことでしょう。

 「反物質」は、ある物質と質量とスピンが同じである一方、構成する素粒子の電荷などが全く逆の性質を持つ反粒子によって組成される物質です。宇宙誕生の時に物質と対をなして誕生したそうです。宇宙が誕生した時、大量の物質と反物質が同じ数だけ生まれたと考えられています。物質と反物質は出会うとお互いが消滅して消えてしまいます。しかし現在の宇宙に反物質はほとんど存在しません。なぜ物質だけが残ったのか、諸説あるのですが、そもそもこの話、最初からちょっと何言ってるのか分かりませんね。書いた私自身も適当にネットに転がってる文章を継ぎはぎしただけで、何のことやらさっぱりですが、とにかく反物質は物質と接触すると消えてしまい、巨大なエネルギーに転化するそうです。

 今年の初め、オリンピックが延期になるか中止になるかと騒がれていた頃、80年代のアニメ映画AKIRAで、2020年の東京オリンピック中止が予言されていたと話題になりました。この映画、断片的にしか観たことないんですが、東京が壊滅的なダメージを受けます。もしかして反物質の食用ホオズキと係長補佐との接触で銀河系が爆発することを予言していたのでしょうか?
 いいえ。実を言うと今回の4コマの後半はフィクションなので、きっと大丈夫です。
それはさておき、食用ホオズキの産地は寒い所が多く、野生農園のホオズキの種も、元々は山梨の北杜市から来ました。もしかしたらこの品種に、藤野の夏は暑過ぎて向かないのかもしれません。やはり大事なのは適地適作。実1個分の種は採れましたが、来年も育てるかどうか再検討が必要そうです。

 ニンニクも元気に生育中!でも今年も例のニンニク虫の成虫が早くもニンニクの芽を食べてます。この虫がネギオオアラメハムシである可能性が高いことを以前書きましたが、野生農園の下部組織である農水省の研究機関に調査させました。
やはり正体はネギオオアラメハムシと確定。
 よく似た虫がたくさんいるのですが、この虫は成虫もニンニクを食べます。食べている現場を押さえた時は、冤罪を恐れる必要がないので躊躇なく潰します。きっとニンニクを食べに来た親が、そこに卵を産み付け、翌春に幼虫が大発生するのでしょう。
今の所、食われている葉は少ないので、今年は幼虫も少ないといいなと思ってました。
 しかし、今年ニンニクを育てた畝に張りっぱなしにしていたビニールマルチをはがしてびっくり!これも難解で分かり辛い写真なので、赤で囲ってみましたが、ネギオオアラメハムシのコロニーが出来上がっていて、うようよ出てきやがりましたよ。

 やむを得ず大虐殺です。殻に覆われていて潰してもなかなか即死してくれず、罪の意識を感じさせてくれます。
 そりゃビニールマルチの下は暖かくて過ごしやすいでしょう。自分で虫の団地を作っておいて、そこに住まれたら虐殺とは酷い男ですね。
 スイカ跡のマルチも剥いでみましたが、そこには一匹もみつかりませんでした。どうやら、大人になっても自分の生まれた場所にそのまま住み着く、郷土愛の強い虫のようです。ニンニク収穫後のマルチ、再利用して何かを植えることもあるのですが、今後はすぐに片づけた方がよさそうです。既に他の野菜が育っていてもうマルチを剥がせない畝もあるので、そこに住んでいるアラメハムシはお目こぼし。
 残念ながら、またどこかで産卵し、幼虫になってニンニクを食い荒らしてくれそうです。幾つかの畝は、少しでも侵入を減らそうとネットで囲ってみましたが、ネギオオアラメハムシは空も飛べるし、ネットの下からも幾らでも潜ってこれるので効果不明です。

 そうこうしている内に今期の畑仕事は終盤に近付き、今年ももうすぐお仕舞いですね。係長補佐は残り少ない今年の日々を大事に生きていく所存です。